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男性は控えめ目立つ - 渡部田鶴子の婚活ノート -

「30代中心の会」女性は元気

2010年6月26日 長野市民新聞掲載

  梅雨空が深く垂れこめたむし暑い日曜日の午後、ホテルで「30代中心の会」を開いた。
 男性は平均年齢37歳。全員会社員の中に自営業三代目の跡取り息子が一人という構成。男性は大卒、短大卒のみ。一方女性は平均年齢33最強、会社員、銀行員のほか看護師、ケアマネージャー、幼稚園の先生、塾の英語教師など専門的な仕事に就いている人も多い。キャリアウーマンで、それぞれ中堅として活躍。海外に英語留学した人もいるなど、前向きな人たちだ。
 会はいつも通り、略歴、趣味、希望、日常のライフスタイルなどを記入した自己紹介カードを一巡しフリータイムに入る。
 “本番”ともいえる「チャンスタイム」で、よりPRできるのだが、ポツンポツンと控えめに立っている女性が目立つ。スタッフが「じっとしてないで、動きましょう」「話足りない方と、もう一度ゆっくりお話しの時間です」と、声掛けをする。
 男性の一人がそっと言う。「仕事はバリバリやって自身はあるのだが、どうもこんな席は苦手だ」。
 一方、女性たちに共通なのは、とにかく明るい。積極的で自分から出ていこうとし、自分からのアピールもいとわない様子。
 消極的な男性たちの心理は、「絶対OK」と踏んだ相手でない限り触れ合わない。誘っても良い返事がなければ恥をかくと思っているのか…、プライドが邪魔しているのか。受け身で、傷つくのがいやなのかもしれない。恐れることなく、勇気を持つことが「婚活」にはまず必要だ。
 今回は特に出身大学も職場も理系の男性ばかりだったせいもあったが、おとなしい雰囲気も草食系といわれるゆえんだろうか。
 アンケートをすると、相手に求める条件として男性が挙げるのは人柄、趣味、容姿。女性は人柄、経済力、趣味の順である。女性は仕事を続けたいので、気軽な立場で理解、協力してくれそうな男性を望む。出産しても家庭と仕事を両立させたいので、働く意欲は充分だ。彼女たちはしっかりしていてオールマイティなタイプ
 一方の男性たちは、居心地の良い実家にいて、一切が母親のもとにあり、生活感が薄い。のんびりしていて平和そのもので、母親のようなタイプの女性を好んでいるといわれるが、どうだろう。
 会場に残っておしゃべりしていた4人の女性たち。「今日の方々、品が良くて、お坊ちゃんが多かったわね」との感想だった。若者の4人に1人は結婚できないという状況がうなずける会だった。